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バードのバンドの'48年当時の日常。さりげなく収録されていますが、ここではどうしても「Well You Needn't」でのセロニアスモンクとの共演に目がいってしまいます。当時こんな共演がしょっちゅう行われていたんですから、ものすごい日常ですね。もっと音源として残されてもいいとおもうんですが。
さすがパーカー馬鹿のベネデッティ。テーマが演奏され、モンクのソロに入るとすかさずレコーダーを止めてしまいます。というわけで、次の瞬間には唐突にパーカーのソロが始まります。 自分でもソロが気に入らなかったのか、ほんとはこの曲自体をまだ良く覚えていないのか、パーカーは後テーマを吹くのを途中で放棄してしまいます。パーカーが吹いていても、吹くのをやめても淡々と鍵盤をたたくモンク、なにをおもう。
2000. 2. 7 よういち
最近またこの日の音源を繰り返し聴いていますが、近頃のお気に入りは「Big Foot ( Drifting on a Reed )」と「Spotlite」。思い切り吹き倒すようなまねをせず、間をしっかり取りながらミディアムテンポでじっくりと吹いていくパーカーのフレーズのおもしろいこと。 ベテランの落語家のようにようにじっくり語って最終フレーズに最低音でオチをつける「Big Foot」、徐々に盛り上がって1分10秒すぎくらいで極上の楽しいフレーズを聴かせてくれる心はずむ曲「Spotlite(元ネタはJust You Just Meか?)」、パーカーのキャリアの中でもフレーズの柔軟さに満ちたこの時期まででないと出せない味わいです。
2001. 7.24 よういち
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