個人的 パーカー音源紹介 29
録音音源:
1949年 12月 24日 N.Y. / Carnegie Hall でのコンサート
主な収録CD:
Jazz Records「Carnegie Hall X-MAS '49」
Sound Hills「PERFECT COMPLETE COLLECTION Vol.3」
1949/12/24
(as )C.P.
(tp )Red Rodney
( p )Al Haig
( b )Tommy Potter
(ds )Roy Haynes

  1. Ornithology
  2. Cheryl
  3. Ko Ko
  4. Bird of Paradise
  5. Now's the Time
Carnegie Hall, X-MAS '49


 1949年クリスマスイブのコンサート、パーカー以外にも、マイルス、パウエル、スティット、などのビ・バッパー達、ゲッツのクールジャズ、コニッツとマーシュの入ったレニートリスターノ一家、などなどの大物のステージもあり、当時のモダンジャズの状勢を一目で見渡せる、とっても便利なコンサートです。
 それぞれが素晴らしい演奏をしてます。個人的には、手の付けられない超絶パウエルが特にスゲ~とおもいますが。

 そのなかでのパーカーのステージなんですが、実はわたしこの音源あまり好きじゃないんです。
 どこがよくないんだ、といわれれば自分でもよくわからないんですが、不思議とほかの音源と比べてあまり気持ち良くひたった覚えがない。
 今一度聞き直して気がつくことは、音のキレがいまいちかな~という気がします。演奏自体は快調にアップテンポで進むんですが、サウンドに身体の奥まで切り込んでくるようなざっくりした感じが足りなくて、ちょっぴり「ヘロヘロ~」といった感じに聞こえてしまうんです。ホントに小サジひとつ分の微妙なところなんですが。パーカーの体調か録音のせいか・・・。フレーズ自体はまったくいつもどおりのすごいものなんですが・・・。

 ところでロイヘインズって、もうこの時すでにパーカーと共演していたんですね。シンフォニーシッドに「ジョー・ヘインズ!」と紹介されて「ロイやろ!」と客席につっこみ入れられてますけど。
 そしてラストの曲、「Now's the Time」の演奏をしているさなかの「次はソルトピーナッツだ」「あ~?」という会話、実際は演奏されたんでしょうか?  

 

1999. 9.11 よういち 

 

 

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by CMG Worldwide Inc. USA

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