個人的 パーカー音源紹介 18
録音音源:
1940年 中頃(?) Kansas City でのプライベート録音
主な収録CD:
Masters of Jazz「Vols. 1&2 YOUNG BIRD 1940-1944」
STASH「the complete "birth of the bebop"」(short ver.)
PHILOLOGY「BIRD'S EYES vol. 1/4」(short ver.)
1940/mid
(as )C.P.

 

  1. Honeysuckle Rose
       / Body and Soul
Vols. 1&2 YOUNG BIRD 1940-1944

 もうちょっと先があるような気がしますこの音源。まあボロくて、繊細なマスターなんでしょうね。全て最後は針飛びしておわっています。「the complete "birth of bebop"」と「BIRD'S EYES」は同じく3分3秒位で針飛びして終わってます。次なる挑戦者はMasters of jazz、みごと3分36秒までふんばって最長不倒をうちたてました。
「やったなワトソン君、3分3秒の壁をのりこえたぞ」
「やりましたねギルバート博士、これで既出の寄せ集めの、うちのCDにひとつウリができましたね」
「寄せ集めはよけいじゃ、ボケ」
(以上仮名、あ、フランスのレーベルか・・・)
 ・・・まったくどうでもいい文ですが、要はもうちょっとがんばればもうちょっと長くリマスタリングできるのでは、ということです。

 さて、実際の音源の内容ですが、現存するパーカー最古の音源だろうといわれる2曲のソロ演奏です。
 それにしてもソロでやっているというのに、このノリかたはなんなんでしょう。私個人は楽器をやってないのでわからないんですが、ソロでこんなリズム良く吹き続けられるものなんですか?そして共演者も無しでおそらく練習時の録音でしょうに、へんに自己完結したような、内省的な印象もなくバリバリ吹き上げて、しっかり人に聴かせる内容になってます。ソニーロリンズの「ソロアルバム」も超えてしまうんじゃないかってくらい。

 「BIRD'S EYES」はこの音源を1937年初頭としてますが、いくらなんでもそれはないでしょう。'37年って、ジャムセッションでジョージョーンズにヘタクソってシンバル投げつけられてオザークで山篭もりしてた時期だし、この時期にしてはあまりにもフレーズがモダンすぎるような・・・。'40年の方が妥当な時期だとおもいます。

 '30年代の演奏ってないもんでしょうか?

 

 

1999. 6. 8 よういち 


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