BIRD Chasers
(過去ログ 54)
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09/01/19(月)22:08:46 よういち
No.1240: Country Gardens

かなやまさん、こんにちは。

あの、バリー・ハリスにCountry Gardensをハモってもらったとはすごいですね!
バリー本人にもなじみのフレーズだったのでしょうね。
彼と通じ合うために引用フレーズ集がお役にたったとは・・・意外です。うれしいですね。

09/01/15(木)22:11:01 かなやま
No.1239: よういちさん ありがとう!

よういちさん netjazzさん デックスさん みなさん こんばんは。
今年 80歳になる バリー・ハリスのワークショップからさっき帰ってきたところです。

F の曲の終わりで、カントリーガーデンを吹いたら、バリーがハモってくれました、二度三度(しゃれ)。でも、リズムがおかしいと呼び出されそのまましごきモードに、しぼられた orz。
よういちさんのサイトそしてチャーリーパーカー 引用フレーズ集 おかげで、私はカントリーガーデンを知っています。よくあるパーカーのエンディングを吹いた訳ではないのです(気持ちの上で)。
ジャズと言っても殆どパーカーしか聞かないのですが、ちょっとだけでもジャズジャイアントと通じ合えたような気がします(カントリーガーデン以外にもあったのです、またバリーだけでなく太田寛二さんとも)。それもすごいことだと思いました。

パーカー と Chasin' the Bird に感謝。明日も行くです。

二伸
うちでは 高野雲さんの番組聞けません。また放送後に・・・(後略)

09/01/08(木)00:01:24 よういち
No.1238: いま間違いに気がつきました

> 来年2月でこのサイトも十周年。
いやいや、今年です。来月の2月16日で十周年です。

09/01/02(金)11:57:25 よういち
No.1237: あけましておめでとうございます

旧年は引用フレーズ集を少し更新する程度で、成果はほとんど表面上にあらわれて来ず、ちょっと残念。
ただ年末に衛星ラジオ収録は、思いがけないハイライトでした。

来年2月でこのサイトも十周年。大きく動きたいですね。
昨年も言ってましたが、パーカー音源紹介に再び手をつけ始められれば・・・、いいなあと思っています。

よろしくお願いいたします!

08/12/30(火)16:41:47 よういち <http://kairaku-jazz.seesaa.net/>
No.1236: 『高野 雲の快楽ジャズ通信』出演

高野 雲さんのナビゲートされている衛星ラジオ・ミュージックバードのジャズ番組
『快楽ジャズ通信』にゲスト出演することになり、昨日収録を行いました。
放送日は以下のとおりです。全国52局のコミュニティFMでも放送されるそうです。

雲さんの巧みなディレクションで、想像もしていなかった展開となり、
実を言うと自分が何をしゃべったのかまったく覚えていません!
それだけに今になって冷や汗が出ているのですが、楽しいものになったのは間違いありません。

ぜひお聴きください!

■高野 雲の快楽ジャズ通信 「チャーリー・パーカー入門」
2009年1月17日(土)20:00-20:50 全国52局のコミュニティFM
2009年1月18日(日)22:00-23:00 衛星デジタルラジオ・ミュージックバード(THE JAZZ Ch)

ミュージックバード 番組情報
http://www.musicbird.jp/channels/musicbird/thejazz/index.html
番組連動ブログ 高野雲の「快楽ジャズ通信」(コミュニティFM局一覧も掲載)
http://kairaku-jazz.seesaa.net/

08/12/23(火)08:32:45 よういち
No.1235: netjazzさん、デックスさん

netjazzさん、こんにちは。

パーカーの聴き方が、他のジャズメンの聴き方と勝手が違うのは
その通りかもしれません。その分ディープになりきれないのかも。


デックスさん。

ドナ・リーのオリジナルの、不安定に振り回される感覚を知らずに
演奏するのは、ちょっと残念ですね。

> こないだも、マイルストーンズ演奏したら、違うじゃん???
演奏したのは'47年のほうのマイルストーンズなのですね(笑)

08/12/20(土)01:03:37 netjazz <http://www.ne.jp/asahi/jazz/jazz/>
No.1234: どうもご無沙汰です。

デックスさん

以前、あちら側の陣営を偵察したところ、
あんなタイプの人たちばかりでもないのです。
最近、立ち上がったcom-postの特集にもあるとおり、
噛み合わない人がいても(笑)、ちゃんと修正して
有意義な議論が進行していたりします。

ポストモダンの話については私も“パーカーと
ショーターは既に聴き方が違いますね”などと
話してきましたが、そのあたりが論点になって
いるわけです。

ただ、たくさん聴いている方々なのに、
なぜかパーカーについてディープでないのが不思議です。
そのあたりが疑問に対する大きなヒントなわけですから、
何か接点が見出せるのではないかと思ったわけですが、
ああいった展開になると、また別の機会にせざる得ませんね。

08/12/19(金)13:23:53 デックス
No.1233: No-Title

こんにちは

よういちさん、言葉で伝えるのは困難ですね。もしかすると、評論で食べている人には、BIRD Chasers は疫病神かもしれません(笑)。

バードの音楽はなるべく沢山の人に聴いてもらいたいですが、私も、
”凄いから、とにかく聴いてみて”みたいな事しか言えません。
若い人には特に聞いてもらいたいです。ドナ・リーのオリジナル聴いたことがないけどドナ・リーを演奏する人が増えてきています。

こないだも、マイルストーンズ演奏したら、違うじゃん???見たいな
顔されましたし(笑)

ビバップを沢山の人に楽しんでもらえるようがんばりましょう。

08/12/18(木)22:12:01 Yoichi
No.1232: Re: Dial 78's for sale

Hi Norman,
That's awesome news!

コレクターの方には見逃せないですね!

08/12/17(水)13:29:36 Norman Saks
No.1231: Dial 78's for sale

I have between 125 and 150 dial 78's for sale,let me know if any one want to buy the collection.I also have Dial 78 album sets.

08/12/16(火)23:21:09 よういち
No.1230: こんにちは

デックスさんおひさしぶりです。

パーカーに触れられたくないように感じるのは、パーカーのように偉大な音楽そのものを
ことばで説明することで、結局彼の音楽を矮小化して伝えてしまう懼れ、
それを皆が感じているからではないでしょうか。
完全に説明することはできないでしょうし、この点少なくとも性急にならないようにと
私も慎重になってます。

一方、聴いて感じるパーカーの音楽の魅力や気持ちよさ、これはもうどんどん伝えあって
共有するのが良いと思うのです。
その点は、現状まだまだ物足りないなあと私も思っています。
彼の魅力を伝えるにも、上等とはいえない自分の感覚器を経由したことがらしか
表現できない、はがゆいものですが、その表現のしかたは多彩ですし
沢山の人の多彩な意見が集まれば、正当な評価が生まれていくのではないでしょうか。

ワタシ自身もがんばりたいと思います!

08/12/15(月)21:54:17 デックス
No.1229: ご無沙汰です

しばらくぶりで来ました。いーぐるの論争も読みました。
あちらサイドの方は、パーカの偉大さを理解しながらも、
触られたくない、という感じですね。こちら側の陣営は、
パーカの脳内を理解しようしているんですね。
脳内を理解しようとすれば、なぜ、心に刺さる音楽をパーカが演奏できるか
ということが見えてきますね。

なんか、最初からかみ合ってないと思いましたよ。
ジャズの評論自体無意味ですね、彼の理屈ですと。
説明なんかそもそもいらないんですから。



08/10/07(火)10:47:39 健太
No.1228: 感動!

TORIYA様、ありがとうございます。
おかげさまで、謎が解けました。
サイトも見せていただきましたが、コレクションの凄さに感動致しました。
これからも、よろしくお願い致します。

08/10/06(月)10:24:08 TORIYA <http://www.birdslegacy.com>
No.1227: Re:教えて下さい

健太さん、こんにちは。
ダイアルのSPは、ロス・ラッセルの販売方針から、とても複雑になっていてその解明にはかなりの労力が必要です。なにしろ現物を手にしなければ判明できません。彼は初版では、ベストのテイクを採用し販売しますが、再プレス、あるいは再々プレスの際に、同じ曲の別テイクを採用するという極めて異例の販売を行いました。1024の場合、初版では"Embreceablue You"テイクBと"Bongo Bop" テイクAのカップリングで、再版のときは、EmbreテイクAと、bongoテイクBのカップリングで販売しました。これはレーベルを見ただけは判らず、現物の刻印を見なければ判りません。テイク違いだけではなく、別の曲とのカップリングで販売する例も多くあります。詳細は私のサイトのダイアル・コレクションズをご参照ください。

08/10/05(日)08:25:23 健太
No.1226: 教えて下さい

先日はお世話になりました。

またまた教えていただきたいのですが。

それはダイアルのSP盤についてです。
ヴァーヴのコンプリートボックスについていた解説書をみると。
「Bongo Bop」が2テイクとも「1024」になっています。
同様に「Bird Of Paradise」が3テイクとも「1032」です。
また「Embraceable You」も2テイクとも「1024」になっているのですが。
これは、どう解釈すればよいのでしょうか?
SP盤の性質からして片面1曲の収録が普通だとおもいます。
AB面で同じ曲を入れていたのでしょうか?
これでは、どのテイクが初出のオリジナルテイクか、判別出来ません。

ご指導、お願い致します。

08/09/28(日)08:53:48 よういち
No.1225: Re: パーカーのサイン

Sinさん、こんにちは。

パーカーのサインはもはや本人からもらえるわけもなく
どこかから入手するしかないのですが、
本物だと信じて満足するしかないですね。
このサインも証明書がついていましたが(失くしてしまった!)
真偽判定した業者は信用できる業者ですよ、という程度の証明です。

>パーカーのサインは私も昔、練習しました(^^;)。
私のも実はSinさんの書いたサインだったりして…。

08/09/26(金)22:45:12 Sin
No.1224: パーカーのサイン

こんばんわ。
パーカーのオートグラフ、ありましたね!

パーカーのサインは私も昔、練習しました(^^;)。
アメリカのサインものは、真贋の判定がつかないところが残念ですが、
(根拠なく証明書を売る会社もあったりする)信じるしかないですね。

私も昔、eBayで買ったもので、他にスリー・サウンズのベース、アンド
リュー・シンプキンスの某レコード会社との契約書なんかを持ってます。
でも、よく集めましたね。

08/09/24(水)23:24:09 よういち <http://d.hatena.ne.jp/jazz_autograph/>
No.1223: よういちのミーハーJazz Autograph

宣伝です。
十数年ライブに通ってジャズ・ミュージシャンからもらったサインがだいぶ溜まり、
このままにしておくのはもったいないと感じたので、披露サイトをつくりました。

「よういちのミーハーJazz Autograph」
http://d.hatena.ne.jp/jazz_autograph/

恥ずかしい記録です。
暇でどうしようもない時にごらんくださいませ。

08/09/20(土)03:53:46 健太
No.1222: 感謝感激

TORIYA様

情報、ありがとうございます。
早速、この曲順で聴いてみました。
曲の流れがとても自然で、最高でした♪

以前は録音順に聞いていましたが、最近はレコードに収録された順。
商品化された順にマスターテイクを聴くことから、やり直しています。
聴けば聴くほどに、圧倒されますね。

またいろいろと教えて下さい。
あらためて感謝です。

08/09/19(金)21:13:18 netjazz
No.1221: Re:そう言われれば!

Sinさん

> そういう話であれば、コール=ドルフィーという議論は、
> 「どこが?」を伺わないかぎり、やはり難しすぎました。(^^;)

今になって考えてみるとそうだったのでしょう(汗)。
でも理解していただけたようでホッとしました。

(ここでは便宜上)ドルフィー系の音使いとパーカー系との
違いというのは、コード系とモード系のソロの違いのように、
将来、パーカーが理解されるようになったときには、
大きな意義を持ってくると考えています。
それは分析や演奏する上だけでなく聴取する上でも。

でも今はまだそういった概念の定義が一般的に
出来上がっていないし、私の頭の中での構想と
いうことだけで語ることになってしまうと、
世間ではまず理解されないということがわかりました。

実はパーカーの証言で、全くちんぷんかんぷんだと
思われている音楽上の言葉の意味を、ほとんど解釈
することが出来たつもりでいるのですが、それを
誰かに伝える機会が、私の生きているうちに来るのかは
疑問になってきました。そんなことは必要ないこと
なのかもしれませんね。

08/09/19(金)16:48:05 TORIYA <http://birdslegacy.com>
No.1220: Mercury-Clef Bird with strings

健太さん、こんにちは。MGC501と509の内容は下記の通りです。
アメリカ盤の509は6曲入りで、8曲入ったのはフランス盤です。
米盤でも有りそうですが、探しても見つかりません。

MERCURY(clef) MGC- 501
"CHARLIE PARKER WITH STRINGS"

Side A
1. C321-3 "April In Paris" 491130
2. C322-2 "Summertime" 491130
3. C324-3 "If I Should Lose You" 491130
Side B
1. C323-2 "I Didn't Know What Time It Was" 491130
2. C320-3 "Everything Happens To Me" 491130
3. C319-5 "Just Friends" 491130


MERCURY(Clef) MGC- 509
"CHARLIE PARKER WITH STRINGS"

Side A
1. C446-2 "THEY CAN'T TAKE THAT AWAY FROM ME" 500705
2. C443-2 "OUT OF NOWHERE" 500705
3. C445-4 "EAST OF THE SUN" 500705
Side B
1. C447-4 "EASY TO LOVE" 500705
2. C448-2 "I'M IN THE MOOD FOR LOVE" 500705
3. C449-2 "I'LL REMEMBER APRIL" 500705


BLUE STAR(F) BS6942
"CHARLIE PARKER WITH STRINGS"

Side A
1. C444-3 "Laura" 500705
2. C446-2 "They Can't Take That Away From Me" 500705
3. C443-2 "Out Of Nowhere" 500705
4. C445-4 "East Of The Sun" 500705
Side B
1. C442-5 "Dancing In The Dark" 500705
2. C447-4 "Easy To Love" 500705
3. C448-2 "I'm In The Mood For Love" 500705
4. C449-2 "I'll Remember April" 500705

08/09/18(木)22:37:23 Sin
No.1219: そう言われれば!

なるほどですね。

言われて、リッチー・コールのSoundを思い起こしてみるとそのとおりです。

あのメチャメチャ快速、アルトサックス吹き放しという『ハリウッド・
マッドネス』の、「ハリウッド万歳」一つとってもそうですねー。

あの虹を描くような速音のうねりは、いかにもパーカーの後継者という
感じではありますが、ナベサダさんの「パストラル」など、ドルフィー
やコルトレーンを通過してきたミュージシャンならではの不協和音の
取り込みといった気がします。

そういう話であれば、コール=ドルフィーという議論は、「どこが?」を
伺わないかぎり、やはり難しすぎました。(^^;)

08/09/18(木)21:41:18 netjazz
No.1218: ジャズの本質

Sinさん

> ドルフィーとリッチー

あれはそんなに難しい意味ではなくて、ドルフィーと
同じハーモニーを使って、アルトサックスの
フラジオ音域(サックスの倍音を使った高音)との
跳躍の行き来を使いこなしている人は誰も他にいない、
という意味だったのです。私が思うに、音の一致は
偶然ではなくて、ドルフィーを意識しているのではないか、
と考えています。他にも共通した手法が見られるので、
本人に尋ねてみたいですね。

今の時代に全編ドルフィーのハーモニーのソロという
プレーヤーはやっていけませんから、あの程度混ぜて
演奏するのがせいぜいではないか、ということもあります。
他にも、普通は同じグループに分類されない、とんでもない
個所に影響を及ぼしている例はたくさんありますよ。

例えば、私がパーカーのある種の音使いに気づく
きっかけはグローバー・ワシントン・ジュニアでしたし、
グローバーが他のフュージョンプレーヤーと何か
違って聴こえる理由も、そこにあったりします。

もちろん、そんなことは両方分析したプレーヤー
でなければ簡単に気づかないことですし、
世間では反発を受けることもわかります。
でも、そういった音使いの仕組みがわからないで、
表面だけのコピーでは演奏で使いこなすことはできません。

つまりパーカーの音楽はそのようなアイディアの
積み重ねであり、誰も使いこなせないフレーズが
たくさんあったのは、その仕組みが今まで解明
されていなかったということです。
確かに、こんなことを書いても世間では全く
理解されないのかもしれませんね。
もう無駄なことはいわないで黙っていよう・・・(笑)。

08/09/18(木)20:56:56 Sin
No.1217: フュージョン

フュージョンの議論も、いろいろ行われていました。
はっきりフュージョン音楽の定義にこだわることは、無意味なことだと
しか申し上げられません。
あの場で、フュージョン音楽の定義において、頭の良さを競ったり披瀝する
ことは、レトリック的世界です。自分の定義が正しいみたいなですね。

「フュージョンはなぜそう呼ばれるのか?」というジル・ドゥルーズ流の
問いかけをすれば、その答えは自ずから明らかになることだと思いますが、
なんでそんな簡単な議論が、「言葉に対する各人のこだわり」のために
メチャクチャになってしまうのかという典型例でした。

そういう点で『ビッチェズ・ブリュー』や、ナベサダさんの70年代の
ヒット曲は、そう呼ばれますし、それ自体に抵抗はりませんが、やはり
心を動かす音楽は、①「圧倒的に美しく」、かつ②「その瞬間の即興の
炎」が、ものすごく強く燃えているものです。

まあ、パーカーでもきっとそうしたでしょうからね(*^o^*)
だから、皆さんも、モーツァルトは圧倒的に好きでしょう? ベートー
ベンは、偉大だし好きだけど2番なんですよ、マイルスですから。。。

08/09/18(木)20:20:52 Sin
No.1216: ジャズ喫茶の掲示板読みました

ちょっと見てみました。
あれは、マスターの態度がちょっとひどいですね。情けない。
きっと、オーネットを貶されてキレてしまい、前にワタシの書いた、
「音楽的殺意(!)」に発展してしまったのでしょう。。。

netjazzさんの「リッチー・コールはドルフィーの後継者」という主張は
たしかに分かりにくい議論でしたね。ドルフィーとリッチーのバードへの
真実の敬愛の情においては結局は同じだという意味で、それぞれの意匠
はともあれ、「だからパーカーの後継者だ!」という意味だったので
しょう? 恐らくは。。。
しかし、それはレトリックと受け取られる確率が極めて高いですし、また
いーぐる掲示板のどなたも理解できなかった議論だとは思います。。。

ただ、一つ(ここだから言えることですが!)、たとえばサックスの
演奏に行き詰まり、これを尺八のように聴こえるような演奏を始めたり、
あるいは、バイオリンを持ってギコギコやったり、ペットで絶叫したり、
といった"仮面"を付け替えたりすること(これは広義で意匠ですが)は、
決して、ミュージシャン本人やよく分かっていない評論家が言うような
「新境地を開拓した!(?)」という勘違いからは、ほど遠いんだよと、
おっしゃりたかったのでしょう?

そのことは、残念ながら今の日本のジャズのスピーカーでも大きな声の
人たちの多くは、依然として、やっぱりサッパリ分かっていませんね。

追伸:
>オーネット・コールマンの"虚数"のような意匠から「意味」を汲み出そう
>とすることが無意味だとは言いませんが

無意味だとは言っていません。断じて。
虚数も、数は数であり、意味の地位をきちんと占めています。
「ポニョ」の歌も大ヒットになり、きっと紅白でも流れることでしょう。
ただ、それは、私の信じられる憧れであるパーカー的な創造の世界からは、
ただもう無縁だということだけです。
(オーネットは、ポニョよりは寒気がしないだけマシですが)

08/09/17(水)21:58:10 netjazz
No.1215: Re:Dancing in Your Head

Sinさん

> パーカーの一瞬に遠く及ばない

そうですね。パーカーとドルフィーとオーネットを
同列に並べるような人は全然わかってないといっていいでしょう。
何年聴いてもダメな人はダメなのかもしれませんね(笑)。
むしろ、パーカーの価値観が解ればドルフィーとオーネットを
敬遠する方が自然なような・・・。

某掲示板の今回の戦い?はそんな内容でしたが、
マスターがお下品さと神秘主義?を披露して自滅、
といったところでしょうか。参加しても読んでも
あまり気持ちのいい議論ではありませんでしたね。

08/09/16(火)20:26:24 Sin
No.1214: Dancing in Your Head

netjazzさん、

>Dancing in Your Headが頭の中で鳴るような状態に

そうですそうです。
パーカー耳(めくるめく美しさの創造力の不思議さを追っている)から
言えば、Dancing in Your Headでもっとも優れた"Sound"が何かといえば、
THEMEが一番、実体のある音楽として聴こえるわけですし、しかもTHEME
自体は、パーカーの一瞬に遠く及ばないですからね。

オーネット・コールマンの"虚数"のような意匠から「意味」を汲み出そう
とすることが無意味だとは言いませんが、大きいものと小さいものを区別
するほどの、生活的実際性を持って音を楽しみたいと思います。
だからバードは、Cool BluesとKlactoveedsedsteneが音楽として「違う」
と言ったのではないかと。。。

08/09/16(火)19:49:04 Sin
No.1213: 健太さん

こんばんわ。
私の手持ちの資料では、AB面は分かりませんでした。
現物ももちろんなく、、、

曲名の順番は、記載どおりだと思います。
ディスコグラフィーのままです。
これ以上の情報は、どなたかお願いします~。

08/09/16(火)18:23:03 健太
No.1212: 感謝

Sin様
ありがとうございます。

私が件のアルバム構成を知りたいと思ったのは。
チャーリー・パーカーを生で聴けず、レコードで追体験するしかないので。
つまり、リアルタイムで当時の人と同じ感覚で聴きたいということです。
レコードとして発売されたパーカーの演奏を、その順序で聴くこと。
そこに私は拘りたいというわけです。

情報を頂いた曲目、レコードに収録された曲順は、そのとおりなのでしょうか?
AB面の区切りとかは、どうなのでしょう?

一応、CDでは音源を揃えてありますので、よろしくご指導願います。

08/09/16(火)00:08:27 Sin
No.1211: No-Title

こんばんわ、古いレコードをお探しですか。
Bird Loreによりますと、

MGC-101
Just Friends
Everything Happens To Me
April In Paris
Summertime
I Don't Know What Time It Was
If I should Lose You

509
Dancing With The Dark
out Of Nowhere
Laura
East Of The Sun
They Can't That Way From Me
Easy To Love
I'm In The Mood For Love
I'll Remember April

で、音源自体には珍しいものはありません。(ありふれたものです。)
聴くだけでしたら、CDで容易に聴けます。

08/09/15(月)20:25:13 健太
No.1210: 教えてください。

はじめまして、バーカーのレコードについて教えてください。

クレフから発売された10インチ盤についてですが。

ウイズ・ストリングス物の2枚「MGC101」と「MGC509」です。
それぞれの収録曲目とA、B面の構成を教えてください。

よろしくお願い致します。、

08/08/31(日)21:45:03 netjazz <http://www.ne.jp/asahi/jazz/jazz/>
No.1209: Re:余談ですが

Sinさん

やはりパーカーの音楽を理解するには、
クラシックの素養はある程度必要ですね。
音楽における理念、もしくは規範や真理といった
概念にピンくるようになりますし、
パーカーもクラシックに出会って“自分の音楽の
ヒントはこちらにある”と思ったわけで、
方向性に一致するものがあったということでしょう。

「ポニョ」の歌というのはよくわからないのですが、
Dancing in Your Headが頭の中で鳴るような状態に
なってしまったのでしょうか。
私も最近、ちょっとした事情?であれを聴いてしまったので、
頭の中で鳴り出したら、急いでOrnithologyやCool Bluesで
打ち消すようにしています(笑)。

08/08/31(日)17:36:00 Sin
No.1208: 余談ですが

この夏は、パーカーファンには辛い夏でした。
何がって、あの「ポニョ」の歌がくり返し流れたことです。
パーカーであれば、わずか十秒で言い尽くしていた即興のアイディアを、
十年もくり返し再現させてきたこうした再現の音楽が、さらにくり返して
TVに流れ続けたCMの嵐はほとんど暴力的でありました。。。

08/08/31(日)17:15:31 Sin
No.1207: No-Title

こんにちは。

音楽上の、理想の一致というのは本当に難しいですね。
クラシックの世界でも、同じオーケストラの同パートのメンバーの中で、
たとえばテンポ一つとっただけでも「予定調和」などはあり得ないくらい
だそうです。
ベートーベン第5の名演でも、フルトヴェングラー(’47)、カラヤン、
クライバー(’75)など、まるっきり違いますし、そういう好みの差は、
団員をしてほとんど相手に殺意を抱くほどのものになるのだとか(笑)。

ただ、クラシックの世界でグールドなどを例外にすれば、プレーヤーが
「規範」的な、オリジナルに忠実な「真理」の解釈の差となって現れる
のに対し、ジャズはオリジナルな譜面には何の未練もないわけなので、
「規範」そのものの解釈が異なってくるのでしょう。

パーカーの音楽は、きわめて規範的でアドリブの理念的な極限を追求して
いるように感じています。

08/08/30(土)19:21:13 netjazz <http://www.ne.jp/asahi/jazz/jazz/>
No.1206: Re2: 新ジャズ日記から

> その「絶対的なもの」の所在への考え方しだいで
> 「理論」の取り扱かわれかたにも違いが出るように思います。
そう、私もなぜ話が通じないか、というのはだんだん
わかってきたのですが、もうあれ以上の進展は
あの場では無理と判断して撤退しました。

私が書いていた構造というのはパーカー特有のもので、
他のジャズメンで似たような方法をとっている人は
ほとんどいないですし、そういったものは一部でも自分で
体験して解っていただかないと、あの場で言葉で説明するには
無理があったのでしょう。

私が考えているパーカーの「理想、理念」というのは、
抽象的な概念というよりは、パーカーが考え付いたある種の
音楽上のアイディアがどんどん発展して理論体系を
作っていった、というようなものです。それは、
クラシックの機能和声とも若干異なって、パーカー独自の
即興和声論みたいなものです。音楽とはこうあるべき、
というような。

その構造が解るとパーカーが語るHoneysuckle Roseと
Lazy Riverの話(一部誤訳がある?)や、フラッティド5th、
あるいはその他の音楽的なエピソードが見事に一貫している
ことを理解できるのですが、現在では空論と思われても
仕方ないのでしょうね。まあ、焦らずに何とかしようと
思います。

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