個人的 パーカー音源紹介 9
録音音源:
1950年11月22日 Sweden Malm. / Amiralen Dance Hallでのコンサート
主な収録CD:
XANADU RECORDS「INTERNATIONAL JAM SESSIONS」
Sound Hills「PERFECT COMPLETE COLLECTION Vol.8」
Storyville「Charlie Parker in Sweden」
1950/11/22
(as )C.P.
(tp )Rolf Ericson
( p )Gosta Theselius
( b )Thore Jederby
(ds )Jack Noren

  1. Anthropology
  2. Cheers
  3. Lover Man
  4. Cool Blues
INTERNATIONAL JAM SESSIONS

 イラストの「INTERNATIONAL JAM SESSIONS」。クリフォードブラウンのプライベート録音目当てで買って、パーカーの演奏はイマイチの印象があったんですが、いま聴いてみるとそれほど悪くないです。

 以前はフレーズが煮詰まりぎみだなといったイメージがあったんですが、実際いま聴いてみると、まあ確かに落ち着いてしまっているところがありますが、逆に安心して聴けるといえなくもないですし、それをおぎなえるだけのパーカーの音の切れの良さが聴き取れるんじゃないでしょうか。

 曲のことをいえば、まったくどうでもいい部分ですが「Cheers」のパーカーの最初のソロのラストとロルフ・エリクソンのソロのアタマを同じフレーズでつないでますが、パーカーは後テーマ直前のソロのラストで、またそのフレーズをこっそりさりげなく差し入れてしめくくってます。ほんの小さなことですが、こういったところ、さすがパーカーだなとおもわせます。
 「Lover Man」といえば、あの、いわくつきのラバーマンセッションをおもいだしますが、ってもういいって?パーカーもあの時をケロッと忘れてしまったようにミディアムテンポでサクっと吹き流してます。

 ところで録音は「Perfect Complete Collection」よりも「INTERNATIONAL JAM SESSIONS」のもののほうがなぜか良いです。はい。  

 

1999. 3.30 よういち 


Permission granted by Doris Parker under license
by CMG Worldwide Inc. USA

ホームへ 音源紹介メニューへ   Back | Next