個人的 パーカー音源紹介 7

録音音源:
1948年12月20日 MERCURY/CLEFでのスタジオ録音
主な収録CD:
VERVE「THE COMPLETE CHARLIE PARKER ON VERVE」
1948/12/20
(as )C.P.
(ts )Flip Phillips
   Machito and His Orchestra  

 

 

  1. No Noise, Part 1 and 2
  2. No Noise, Part 2
  3. Mango Mangue
SOUTH OF THE BORDER

 アフロキューバンのマチート楽団をバックに演奏するパーカーです。私にとっては、ひんぱんに聴くわけではないのですが、1年に2,3回ぐらい、発作的に聞きたくなるアルバムです。

 なかでも結構好きなのが「No Noise」。パーカッションの乾いた音の響くなか、マチート楽団のホーンセクションがキチキチと折り目正しくリフをつけて演奏を進ませていくのが気持ち良く、どこか微笑ましくもなります。各人が背筋をのばして並んで楽器を吹いている様が目に浮かぶようです。
 そんなバックでフリップ・フィリップスとパーカーも、礼儀正しく順番こに並んで淡々とソロを進めていきます(ソロの順番は編集されているだけだけど)。大編成のバックのサウンドと、輪郭のくっきりしたソロイストの音のコントラストがなんだか妙です。

 「オーケストラ」よりも「楽団」ということばのよく似合う演奏だとおもいます

 ところで、この演奏のマスターテイクの入ってた、VERVEのCD版「SOUTH OF THE BORDER」のイラストを描き終わってわかったけど、この演奏、オリジナルのLP版にはどうやら入っていない様子。もう描いちゃったけどどうしよう。まっいいか(いいのか?)。  

 

1999. 3.17 よういち 


Permission granted by Doris Parker under license
by CMG Worldwide Inc. USA

ホームへ 音源紹介メニューへ   Back | Next