昨年バードの『The　Complete　Studio　Recordings　On　Savoy　 Vol　1～4』と『The　Complete　Royalroost　Live　Recordings On　Savoy　Years　Vol　1～4』が限定プレスで発売された。

Copyright (C) William P. Gottlieb

これは最先端のデジタル技術を使いバードのアナログ録音(CD) を更にリメイクを施しリマスタリングされた優れものである。
まず『Studio　Recordings　の　Vol　1』を購入して早速聴いてみた。 一曲目の『Tiny'ｓ　Tempo』で、あっさりノック・アウトされてしま った。殆どと言って良い程ノイズが無い！！バードの音がクッキリ ・ハッキリ聴こえる。タイニー・グライムスのギターも誠にクリアーで アナログとは別物と考えたほうが良い。若干ヒス・ノイズが入るが こんなに『音』の良いバードを聴いたのは初めてなので驚いてしまい その日の夜は何回も繰り返し聴いてしまった。

それからスタジオ盤3枚とロイヤルルースト盤4枚を一気に購入を して聴き続けている所である。自分の好きな『Ｐａｒｋｅｒ's　Mood』で のバードのアドリブはまるで『カミソリの刃』の様な鋭い音の切れで 最高のブルースを聴かせてくれる。『klaunstance』での圧倒的な、 スピードでのアドリブも一音一音がハッキリと聴こえ、ドライブ感も アナログ(CD）とは比較にならない！！昨今のデジタル技術を再 認識をする事ができた事に間違いは無い。

SPから始まり10インチ、12インチLP，『AAD』のCDと様々な形で バードを聴く事は出来るが、『音』だけに関してはこのCDに勝る ソフトは無い。アナログだけでしか出せないバードの音も勿論、 ある事は確かである。しかし、これからは殆どこの形式でのバ ードを聴く事になりそうである。音楽ファンであれば誰でも良い 音で聴ける事は喜びではないであろうか？

無論アナログ・バードも『貴重な録音』としてこれからも存在し続 けるであろう。

デジタル・バード完璧です。

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