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レニートリスターノの自宅でのささやかなプライベートセッション。 トリスターノは淡々とパーカーのバックをつけており、ケニークラークは電話帳にブラシを使ってリズムを取っているものの、ほとんど聞こえない状態。おかげでパーカーのサックスも、本来のバウンスする感じが薄れて淡々とメロディーがつづられていくような印象です。実際はバリバリの演奏なんだろうと思うんですが(この日の演奏が加工されて収録された「BIRD」のサウンドトラックを聴いているとそうおもいます)。
そんなわけで淡々とすすんでいく演奏からは、身体が躍動する感覚とは別の、パーカーの演奏の説得力をおもい知らされることになります。それでいて、言いたいことは確実に言い切ってこちらに伝わってくるものの、それが本来どこに、だれに、向けられたものなのか推し量りかねるという、あてどのない不思議な感覚を覚えます。
紹介しているこの文はなんだか良く分からない説得力の無い文ですね。
1999.11.27 よういち
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