衛星デジタルラジオ・ミュージックバード 『高野 雲の快楽ジャズ通信~チャーリー・パーカー入門~』 選曲リスト ゲスト出演した衛星ラジオ番組『高野 雲の快楽ジャズ通信~チャーリー・パーカー入門~』(2009年1月18日放送)の選曲リストを、ひとことコメントとともに掲載します。お聴きいただいた皆様ありがとうございました!(よういち) (高野 雲さんの番組連動ブログ『快楽ジャズ通信』) * 1) In the Still of the Night (take 7 : master take) 1953年5月25日録音 代表収録アルバム:「Charlie Parker Big Band」Verve デイヴ・ランバート指揮のボーカル陣とギル・エヴァンス指揮のビッグバンドの音をかきわけて浮かび上がる、パーカーの鮮明なアルトの存在感を味わいましょう。 2) Just Friends 1949年11月30日録音 代表収録アルバム:「Charlie Parker With Strings Complete Master Takes」Verve パーカーのあだな「バード」の由来は、飛翔感あふれる彼の演奏そのものから来ていると思いたいですね。自在に飛びまわる優美なパーカーです。 3) K.C. Blues 1951年 1月17日録音 代表収録アルバム:「Swedish Schnapps」Verve 農畜産物の集散地であり、当時は一大歓楽街でもあったミズーリ州カンザスシティでパーカーは育ち、夜毎のジャムセッションで鍛えられました。土臭さの残るおおらかなブルースにそのルーツを感じられるでしょうか? 4) Bird Gets the Worm (take 3) 1947年12月21日録音 代表収録アルバム:「The Savoy Recordings -Master Takes-」Savoy 5) Kim (master take) 1952年12月30日録音(?) 代表収録アルバム:「Now's the time」Verve 過剰なスピードで疾走するパーカーの演奏群。彼はスタジオ内でも録音作業をしているのではなく、アクシデントを生み出しているんです。 6) Bird of Paradise (take C) 1947年11月28日録音 代表収録アルバム:「CHARLIE PARKER STORY ON DIAL Vol.2 (New York Days)」Dial / 東芝EMI 清く澄んでいて野太い、パーカーの圧倒的な音色も感じて欲しいですね。崇高さに陶然としてしまうバラードです。 7) Mama Inez 1952年 1月23日録音 代表収録アルバム:「South of the Border」Verve ラテン・カリビアンフレーバーに明朗なアルトがなじみます。パーカッションに負けず躍動的なパーカーに、肩の力を抜いて浸りましょう。 8) Confirmation 1953年 7月30日録音 代表収録アルバム:「Now's the time」Verve フレーズの起承転結と肌理細やかさが凝縮された人気曲。すごく大げさに言うと人生の起伏と希望の光を感じます。 (おわり) 2009. 2.11 よういち
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